unextで見た映画の感想

unextという動画配信サービスで見た映画の感想を中心に書いていきます。

ヒトラー最期の12日間

よく「総統閣下がお怒りです」のパロディで使われる元の映画。本編は至って真面目。

他の戦争映画では団結力のある手強い悪役として描かれているナチス(ナチスは蔑称なのでナチス側は自分達をそうは呼ばない)でも、最高権力周辺の末期はぐだぐだ。同じ勤勉な民族と言われる日本人とも、こうして見るとナチスもドイツ人なのでだいぶ大らかでいい加減である。

癇癪起こして喚き散らすしかできないヒトラーおじさんですが、なぜか女性から人気なのはそこはかとなく漂う純粋さのせいなのか。

一部に対しては非道でも、自分達には優しい…それって擁護したくなってしまうんだな……作中で出てくる女性秘書が存命で最後に現在の姿でインタビューに答えていて、それは現実を見ようとしていなかったからだって自戒している。

でもその時気付いていたとしても何が出来た?ヒトラーに進言できた?直接指導者はともかく、一般のドイツの人はそんなに罪悪感持たなくていいと思う。

ナチスドイツはほんとデザインがカッコよすぎ!

 

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ローン・サバイバー

比較的新しいアメリカVSタリバンの映画。中盤~終盤はもうほんと早く助けに来てくれぇ!と緊張しっぱなし。大型ヘリ撃ち落とされて絶望。

あんなに壮絶な訓練を受けてSEALDsに入った人たちなのに、死ぬ時は死ぬ…。

SEALDsの人も勇敢だけど、彼らは一応職業が軍人。本来非戦闘員である現地のアフガニスタン人がタリバンに立ち向かう勇気はもっと凄い。

人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ!戦争映画のこういうシーンが好き。

この話がフィクションなら文句ないけど、ノンフィクションで戦闘の部分はだいぶ盛ったというのが、SEALDsの良さが激減して残念で、アフガニスタン人の株が逆に爆上がりする。

でもアメリカ人のこういうところ嫌いじゃないけど。

 

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リベリオン ワルシャワ大攻防戦

前半のかったるさに寝そうになる。

あれ、第二次世界大戦ポーランドはドイツとソ連に挟まれて大変だったと思ったけど、なにこのオサレで大学のサークルのようなノリのレジスタンスは?と思ったら、それはそういう感想でよかったらしく、あっという間に反撃されてどんどん悲惨になっていく。

主人公の家族があっけなく殺されたり、爆発のあと血と肉片の雨が降ってきたり、前半のあのかったるい日常が信じられないような事態に。

戦争映画で死ぬのは軍人が多かったですが、この映画では民間人もほとんど大学生なレジスタンスもたくさん犠牲になる。

スーパースローの演出や変なエロシーンは、あんまりよくない。

最後のぼろぼろになって燃えるワルシャワの街が現在の映像に重なるシーンは火垂るの墓的。

火垂るの墓と違うのは、見つめる“人影がひとつ”ってとこだなァ。

確かに悲惨ではあるのだけど、間に変に演出した恋愛シーンが入るのがもったいない。

他のレビューサイトを見ていると、みんな肉片の雨大好きだな…。

 

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パトリオット・ウォー

前半は退屈だったけど、人物の掘り下げとかはないので後半の戦闘シーンだけでも見る価値がある。歩兵&戦車のドイツ軍vs迎え撃つ塹壕ソ連軍in雪原。ソ連軍はそうめちゃくちゃ強い訳ではないのだけど、ドイツ軍が弱いので勝てた感じ。

ドイツは後方支援はどうした、歩兵の人めちゃくちゃ危険じゃないか。せめて戦車の後ろを歩かせるわけにはいかないのか。

 

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レッドリーコン1942

そんなに戦闘が激しくない駐屯地の曹長が、兵士が弛んでるから酒も女もやらない兵士を送って!ってお願いしたら、戦闘に出たこともないうら若き乙女達がごっそり送られてきた話。

ある日森の中、偵察中のドイツ兵2人を見つけてしまってさあ大変!先回りしてやっつけよう!と曹長と乙女5人で向かうものの、相手は16人で…。

 

このあらすじ見るとすごい面白そう!ってなるのだけど、そこはやっぱりロシア映画なのでハリウッドのようにはいかない…。

限りなく素人に近い乙女五人を連れてナチスを追っかける曹長は、どことなく遠足を引率する先生みたいで、まあ厳しくもあるけど気配りがすごい。分かれて警戒する乙女達のところに一人ずつ行って声をかけるシーンは、全員が曹長に恋したかのよう。

乙女達それぞれのバックボーンも丁寧に挿入される。そういう人生を歩んできた子達が、簡単に死んでいく。それはナチス側の16人にも言えるんだろう。

曹長は軍隊の学校出てるし男なのでそこそこ強いが、乙女達の方は強そうな子でも大して活躍しないのが嘘くさくなくて良い。

映像の広大なロシアの森が美しく、一人一人の死は敵味方関係なく本当に些細なことのようで切ない。最後の新兵の到着と死んでいった乙女達の姿がダブるのは、日本のアニメが演出でやりそうな感じだけど、でも切なくて良い。

 

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バタリオン

第一次世界大戦中、前線の兵士に嫌戦ムードが高まって戦わないので、女性ばかりの大隊を結成してハッパをかける話。

 

ちょっとは訓練するけど、やっぱり一般女性なので腕力では絶対男に勝てないし、ハリウッド映画みたいにカッコよく戦う強いヒロインになれないところが嘘くさくなくていい。

 

隊長のマリアさんも恰幅よくて強そうなのに、普通に男(元旦那)にはボコボコにされるし、部下が戦死したら泣いちゃうし、敗戦濃厚になるとみんなに謝ってお祈りしちゃう。

 

でも戦場ではじめて人殺してショックを受ける部下(この人も恰幅よくて超強そうな女ジャイアンみたいな人)をヨシヨシして、なんというか母性を感じる魅力的な人。

実在の人物だそうで、映画のあとで辿った運命が悲しい。

 

第一次世界大戦中なので、まだロマノフ家が皇帝やってた頃ですね。

敵のドイツも、まだナチスじゃない頃のドイツです。

 

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このブログについて

このブログには、unextで視聴した映画の感想を中心に書いていきます。

映画の感想は、個人の意見です。意見の異なる誰かを攻撃するためのものではありません。好きな映画がけなされていても、または大嫌いな映画が褒められていても悲しまないでください。

また、その映画に関するバックボーンや歴史や知識が少ないせいで間違った解釈をしている場合もありますが、とりあえずは初見の感想を書いていきます。